COLUMNコラム

いつまでも白く輝く壁!優れた壁材「漆喰」の魅力

2016.12.20

リノベーション・リフォーム

漆喰は、消石灰に麻や藁の繊維または川砂などを加えて、海藻を原料とする糊で練り上げたものです。本来自然に存在する素材を原料としているので、体にも地球にもやさしい住宅建材として再注目されています。

1.漆喰を壁材として使うメリット

漆喰を壁材として使うことの大きなメリットは、その耐火性能です。なにしろ七輪にも使われるほどですから、火に対する強さは容易に想像することができます。

防火材として建築基準法基準にも適合。ほとんど無機の不燃性素材で構成された防火材です。

昔の城や蔵など重要建築物が漆喰で塗られていたのは、漆喰が火に強いということが一番大きな理由になっています。

また万が一火事になったとしても、化学建材のようにダイオキシンなどの有害ガスを発生させることもありません。

2.高い吸着性能と殺菌能力

漆喰の高い吸着性能も魅力の一つです。漆喰は空気中の二酸化炭素(Co2)を吸収し、空気を爽やかにする効果があるといわれています。

また、シックハウス症候群の原因物質として使用が規制されている有害物質ホルムアルデヒドの吸着もしてくれます。

吸着した後には分解もするので、空気中に再放散されることはありません。小さな子どもやアレルギー体質の家族がいる家庭には、非常に嬉しい特徴です。

くしゃみをする女の子

さらに漆喰はウイルスの殺菌能力も持っています。漆喰の主原料である石灰は強アルカリ性。

この環境では、ほとんどのカビやウイルスなどは生息することができません。そのため石灰は、インフルエンザウイルスなどの消毒にも使用されてきました。

ヨーロッパでは、中世の黒死病大発生以来、漆喰を町中に塗ることでその発生を抑えてきた歴史がありますし、日本でも新型インフルエンザウイルス対策の一環として教室の内壁に漆喰を塗る学校もあります。

もちろん、漆喰の美しく、清潔さを感じさせる「白色」も大きなメリットです。他の素材では表現できない白い輝きは、いつまでも飽きのこない外観やインテリアを演出します。加えて漆喰の成分の炭酸カルシウムは静電気を溜めない物質なので、ほこりが付きにくく、その白さを長期に保つことができます。

3.漆喰のデメリット

しかしそんな優れた建材である漆喰でも、デメリットはあります。

一番は下地処理に手間がかかり、材料を練り合わせる工程にも技術が必要なので、どうしてもコストがかさんでしまうことでしょうか。
また乾燥に時間がかかるため、その分工期も長めにみておかなければなりません。乾燥の時間が足りなかったり、職人の技術不足があった場合には、ヒビや隙間などが生じることもありますので注意が必要です。

そしてこれはデメリットというより「誤解」と言った方がよいかもしれませんが、実は漆喰には調湿効果があまりありません。漆喰の調湿効果はさまざまな場所で宣伝されたきましたが、あくまでそれは土壁の上に漆喰を塗った場合の話。

コンクリートの壁の上に漆喰を塗ったとしても、調湿効果は期待できません。お間違えのないように。

白い壁

家の外観、内観に美しい印象と、さまざまな効果を与えてくれる漆喰。

「壁全面に!」とはいかないまでも、例えばインテリアのアクセントとして、一部分だけ利用してみるのもよいかもしれません。

リフォーム、リノベーションの際には検討したい、壁材のひとつです。

 

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