快眠の秘訣は、なんと敷き寝具にあった!

2016.10.28

暮らしの話

朝目覚めた時に首や腰が痛い、よく寝たはずなのになんとなくダルい──

そんな体の不快感を感じたことはないでしょうか? 世間ではそれらの改善方法や良い眠りについて書かれた書籍が刊行され、インターネットなどでは睡眠の話題がよく登場しています。人々はそれだけ「眠り」に関心を持っているのです。では、その快眠を手に入れるにはどうしたらいいのでしょうか。様々な方法があるが、今回は実際に店の寝具で眠れるという “快眠体験”を実施する老舗寝具屋「ねむたや」の店長、山下秀来(やましたひでき)さんに尋ねてみました。(以下、敬称略)

1.快眠体験とは?!

─ねむたやさんが行う「快眠体験」とはどのようなものですか?

山下 睡眠に関する問題点をお聞きし、それを改善できる敷き寝具、つまり、その方の体型に合ったものを用意します。そして、数時間、ご要望があれば一晩寝ていただき、寝心地を試していただくのです。30分ずつ違う寝具を試される方もいたりと、お客様によって試し方は様々ですが、基本的に寝ていただくことを薦めています。少し横になっただけでは分からないことも多いですからね。

─少し横になることと、数時間寝ることでは、どのような違いがあるのでしょうか?

山下 寝ている間の体を支えているのが敷き寝具です。人の体は臀部と腰部の高さが違うなど凹凸があります。その高低差に合っていない寝具をお使いなると支えきれない箇所が出てきて、そこに自然と力が入り体を支えるようになります。その状態で長時間眠るため、朝起きた時に疲れや痛みを感じてしまうのです。お店で少し横になっただけではそうした力が入らないうちに体を起こすので、その寝具がご自身の体型に合ったものかどうか判断しにくいんですね。

2.体に合う寝具とは

─なるほど。では、体に合う寝具とはどのようなものですか?
山下 寝ている最中に苦労せず良い姿勢をキープできる──、全身を適切に支えてくれる寝具です。たとえば、硬い敷き寝具は体の中で出っ張っているお尻を吸収しない(沈ませない)ので、腰が浮いてしまいます。すると腰が支えられていないまま寝ているため、そこに負担がかかってきます。では、柔らかいものがいいのかと思いますよね。しかし、柔らかすぎる敷き寝具は体が沈んだままになり、臀部などの重い部分に集中して圧がかかるため、お尻や肩が痛くなることがあるんです。体に合う寝具とは、お尻や肩は沈み、腰にフィットして身体を支えて姿勢を整えるもの。つまり、体圧を分散できる敷き寝具が理想ですね。

─どのように痛みが生じ、どういったものを選ぶのか、よく分かりました。では、そうした体圧を分散できる敷き寝具で寝た場合、どんな感覚なのでしょうか?
山下 体が全体的に包まれている感じ、たくさんの手で体を持ってくれている感じ、包み込まれる感じといったところでしょうか。こうした感覚は人それぞれですが、支えてくれているなと思える感覚が大事ですね。

3.寝具に対するねむたやさんの想い

─そんな感覚を体験してみたいです! 最後に、66年間寝具と向き合い続けている、ねむたやの店長として、寝具に対する想いを教えてください。
山下 はい、ありがとうございます。店で扱う商品のなかに、EU医療器具同等品という厳しい審査に合格したイタリアのメーカー「ドルサル」のウッドスプリングベッドがあります。これは体の曲線に合わせてベッドフレームが湾曲するんです。脚なしもあり、ベッドがお好きでない方にもおすすめできるもので、体に無理のない姿をベッドで作ることができます。
私は、敷き寝具と体の関係をこう考えています。1番下のベッドフレームは「骨をキレイにするもの」、中間のマットレスは「肉の部分を優しく支えるもの」、1番上に敷くベッドパットは「皮膚や毛のような役割で、湿度や温度を調整するもの」。眠りの質は敷き寝具に左右されるといっても過言ではないと思いますので、体のためにも実際に寝てみて選んでほしいですね。

─山下さん、ありがとうございました。

快適な睡眠は、体だけでなくスッキリとした爽快感をもたらし、心身の健やかさへの秘訣だともいわれていいます。確かに目覚めのいい朝は気持ちがいい。目覚めの良さで1日を快活に過ごせることも多々あります。それを実現するひとつが敷き寝具だとすれば、寝具選びは暮らし中でプライオリティーが高いことといえるのではないでしょうか。

 

店舗情報・写真提供)冨士製綿ねむたや 香川県観音寺市豊浜町箕浦甲2399-1

 

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