不動産仲介の専門用語「両手」「片手」って何!?

2016.12.13

不動産基礎知識

どんな業界にも、一般的には知られていない専門用語が存在します。

不動産仲介の世界で使われる「両手」「片手」という表現もそのひとつ。

「業界用語だから、フツーの人は知らなくていいんじゃない?」と思うかもしれませんが、実は仲介手数料にも関わる重要な言葉なのです。

不動産売買における仲介業とは、「不動産を売りたい」、「不動産を買いたい」と望む双方の当事者を結びつける仕事。取引がめでたく成立に至った場合には、その当事者から仲介手数料という形のフィーを受け取ります。

不動産売買の取引は、ほかの商取引と比較してその扱い金額が大きいことが多いため、行政機関や法律による規制や監視を受けます。業者が受け取ることができる仲介手数料に関しても「宅地建物取引業法」という法律により、以下のようにその上限が定められています。

売買代金(消費税を含まない) 仲介手数料(消費税を含む)
200万円以下の金額 5.4%以内の額
200万円を超え400万円以下の金額 4.32%以内の額
400万円を超える金額 3.24%以内の額

つまり不動産仲介業者は、成功報酬という「決まらなければ儲けナシ」という手数料を、決まった条件内で得る商売をしているのです。

一人のお客様から得られる手数料は、契約が不成立だった場合の「ゼロ」から仲介手数料の上限の間となります。

しかしちょっと考えてみると、不動産売買には「売り主」と「買い主」という2種類のお客様が存在しています。つまり成約時の仲介手数料も、売り主からと買い主からの2種類があるということです。

ここでその仕組みを整理してみましょう。

●売り主Aさんが、買い主を探してもらいたくて、○○不動産会社へ依頼をする。

●買い主Bさんが、売り主を探してもらいたくて、△△不動産会社へ依頼をする。

お互いの条件が合い、売り主Aさんと買い主Bさんとの間で売買契約がなされれば、
○○不動産は売り主Aさんから、△△不動産会社は買い主Bさんから

それぞれ成功報酬として仲介手数料が貰えることになります。売り主、買い主のいずれか片方からのみ手数料を受け取ることから、この流れを専門用語で「片手」と呼んでいるようです。

一方で

● 売り主Aさんが、買い主を探してもらいたくて○○不動産会社へ依頼をする。

● ○○不動産会社が、買い主Bさんを見つけて来て、売買契約を結んだ。

この場合、この取引に絡む不動産仲介業者は○○不動産のみで、売り主と買い主の双方から、仲介手数料をもらうことができます。売り主、買い主の両方から手数料を受け取ることから、「両手」と呼んでいるようです。

不動産仲介業者にとっても、取引を任せる依頼者にとっても、一番気になる“お金”にまつわる専門用語「片手」「両手」。知っておいて損はないコトバかもしれませんね。

 

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